超軽量ポリエステル樹脂粘土パテ・ポリパテ「ポリヤネン」
今までなかった超軽量ポリエステル樹脂粘土パテ。
使い方は簡単!主剤に硬化剤を混ぜて手でこねるだけ!
ワン・オフなどのボデー製作、自動車ボデーの凹み修理、スポイラー修理、FRP製品の修理や加工、オリジナルの加工、フィギュア製作等、様々な用途に使えます。
画像はポリヤネン樹脂・プライマー・硬化剤セットのトータルイメージです。当初は「一般用」とさらに密着度を増した「金属用」の2種類でスタートしました。
その後「一般用」の改良により「金属用」と同等の密着度を実現、現在は「一般用」のみの取り扱いとなっております。
ポリヤネンはこうして開発されました
「ポリヤネン」はファクトリーオリジナル開発製品です。
「厚盛り重視で!軽い!!紙粘土のようなパテが欲しい!!」というFRP製品・ボデー製作などを専門に手がけている工場様からのご要望で生まれました。
市販のポリパテは厚盛りには向かず、気に入るラインを出したり、欲しい厚みを付けるためにはこれまで…何度も何度もパテの重ね塗りが必要でした。
しかしやっと仕上がったバンパーは、パテの重さのために「まるでコンクリートの塊!?」ボデーショップのプロの方のほとんどは、これまでそのような経験をされてこられたのではないでしょうか?「ポリヤネン」は、そんなプロショップ様のご要望から生まれました。
ポリヤネンの特徴
- 何と言っても軽い(ポリパテの約1/2の重さ)
- 粘土状で成形しやすく硬化が早い、削りやすい(ペーパーに絡みづらい)
- ファイバー入りで強度がある
- 収縮が少ないので変形しづらい
FRP製品の修理や加工に、また小さい部品の鋳型製作などにも使用できます。「1度使ったら手放せないアイテムの1つになった」とプロショップ様の評判も上々で、その性能と使いやすさは実証済みです。
「ポリヤネン」使用上のご注意
- 使用時は必ずゴム手袋などの保護手袋をお使いください。
- 厚付けの場合かなりの高温になりますので、近くにシンナーや紙などの燃えやすい物を絶対に置かないで下さい。
- かなりの高温の場合エアーガンや水などで冷やすこともできますが、スプレー剤などの薬品で冷やすことは避けてください。
- 完全硬化が終了するまで(温度が下がるまで)そばを離れないで下さい。
- 開封後は涼しい場所に保管していただくようお願いいたします。
- 品質維持上、本製品は2か月以内に使い切ってください。
- 製品の特性上、プラモデルへの利用は溶かしてしまうことがあるため不向きです。
主な成分
不飽和ポリエステル樹脂・硬化促進剤・ガラス繊維・中空ガラスビーズ(増粘、増量、軽量剤他)
ご使用方法(簡単な説明)
詳細な使用方法についてはこちらをご覧ください。下記においては使用方法を簡潔にご紹介いたします。
ポリヤネンの使用方法はとても簡単です。
- 盛り付けたい部分に専用プライマー(硬化剤が必要です)を塗ります。
- 手で缶からポリヤネンを取り出して、硬化剤をかけてよく練りこみます(下の画像をご参照)。
- あとは盛りたい部分に押し付けて肉盛りし、硬化を待ちます。
- 欲しい形に削り込んだら通常のポリパテでペーパー目を消して成形完成です。
「ポリヤネン」ご使用方法(詳細)
ポリヤネンの使用方法はとても簡単です。
樹脂内容量1.6kgは一般のポリパテ3.2kgとほぼ同じ体積になります。
ご使用方法につきまして下記の手順1~8をご参照ください(画像クリックで拡大表示)。
手順1:
サンダーやサンドペーパーなどで足付けします。
手順2:
プライマーに硬化剤を添付します(1%~2.5%)。
手順3:
盛りたい部分にプライマーを塗ります(薄付け)。
手順4:
ポリヤネンに硬化剤を添付します(1%~2.5%)。
手順5:
2%でこのような感じです(温度20℃以上だと約10分で硬化してしまいます)。
手順6:
良くこねた後、盛り付けます(棒状に伸ばしてちぎりながら貼り付けると良い)。
手順7:
盛り付けは一気に全体に盛って、最後に形を整えます。
(軽くたたいて、空気を抜く感じで押さえると密着がよくなります)。
手順8:
硬化後は削って形を整えた後は通常のパテで仕上げます。
ポリヤネン使用例:ロッカーパネルのさび補修
ボデーの錆でもっとも多いのがロッカーパネル(サイドシルパネル)です。錆びると鉄板を溶接して穴埋めするか丸ごと交換しなければなりません(FRPで補修する場合もあります)。通常かなりの手間がかかりますが、ポリヤネンを使えば簡単に補修ができます(画像クリックで拡大表示)。
注記
パテ入れの時に出っ張らないよう、錆を落とした後に補修部分は表からハンマーで軽く叩いて凹ませておきます。